紫外線は健康の天敵のように扱われますが、紫外線以上に健康の天敵である日焼け止めについては、そのような扱いを受けることがほとんどありません。日焼け止めの日常的な使用は、健康を損なうきわめて明確な原因となりえます。紫外線への恐怖から真に自分の健康を損なう日焼け止めへの恐怖を見失うこと以上に馬鹿らしいことはないでしょう。

日焼け止めは真夏の野外の音楽イベントや海水浴など「長時間強烈な太陽光を浴びる可能性がある」という特別なシチュエーションで使うものであって、日常的に使うものではありません。
ところが、日焼け止めというのは、近年、紫外線に対する恐怖を煽ることによって、日常的に使われなければならないものだと言われがちです。

日焼け止めの日常利用から失われるものと受けるダメージ

しかし、紫外線というのは、それを浴びることによって、免疫機能を高め、骨粗鬆症や各種がんを予防し、多発性硬化症などのリスクを軽減するのに役立つビタミンDが体内で生成されることを助けます。
日焼け止めは、身体の健康にとって必須であるビタミンDの欠乏状態を招きます。一週間の半分以上日焼け止めを使用していた場合、必要なビタミンD濃度に到達することはまずありません。
日焼け止めの使用は、それが紫外線吸収剤であれ紫外線散乱剤であれ、粒子化され肌のきめこまかな部分にまですりこみ、紫外線に含有されている毒性の物質を皮膚から摂取することを深刻化させます。

健康を考えるなら日常的な日焼け止めの使用は避けよう

また、日焼け止めは落とさない場合も落とす場合も皮膚に大きなダメージを与えます。落とさない場合は日焼け止めに含まれる成分が、落とす場合は日焼け止めをしっかりと落とすためのクレンジングに含まれる成分が肌に強烈な刺激を与えることになります。
日焼け止めを日常的に使用し、紫外線を完全に遮断するということの危険は、紫外線を浴びること以上に明らかです。健康のために日焼け止めを塗っているのであれば、それが本当に健康のためになるかどうかを考えたほうが身のためでしょう。